パートナーとの再構築。
「前に進みたい」「許したい」と思っているはずなのに、
ある日突然、とてつもない苛立ちや怒りがこみ上げてくることがあります。
そのイライラ、自分でコントロールしなくていい
「こんなに怒ってしまう私はおかしいのかも」
「もう許すと決めたはずなのに…」
そんなふうに、自分の感情を責めてしまっていませんか?
でも、それは自然な反応です。
心の傷は、理性では癒せないこともあるのです。
苛立ちが襲ってきたら
無理に自分を抑え込まないこと 安全な場所で、一人になれる時間を持つ 紙に書き出す、声に出して吐き出す
感情を「流す」ことが大切です。
解決しなくてもいい。ただ、感じていいのです。
再構築は、山あり谷あり
うまくいっているように見える日があっても、
急に気持ちが後退する日もある。
そんな波を繰り返しながら、少しずつ前に進んでいくのが再構築。
あなたのペースでいい。
一歩進んで、二歩下がることも、立派な前進です。
まとめ
再構築中の苛立ちは、「終わっていない証拠」ではなく、
「心が懸命に処理しようとしている証拠」。
自分を責めず、優しく向き合ってください。
一人で抱えきれないときは、信頼できる人や専門家に、そっと打ち明けてみてもいいのです。
苛立ちを受け止めるためにできる3つのこと
1. 書き出す(吐き出す)
感情は、ため込むと澱のように溜まり、思いもよらぬタイミングであふれてしまいます。
そんな時は、スマホのメモ帳でも紙でも構いません。
「怒っている」「苦しい」「なんであんなことされたのか」――そうした想いを、誰に見せるわけでもなく書き出してみてください。
言葉にならなくてもOK。とにかく、感情を外に出すことが大事なのです。
書き終えたら、破ってもいいし、保存してもいい。
それは「自分の気持ちを自分が受け止めた」証になります。
2. 感情に名前をつける
怒り・悲しみ・悔しさ・不安――。
自分の感情が「何なのか」わからないまま、モヤモヤしていることってありますよね。
そんな時は、湧き上がってきた感情に、そっと名前をつけてみましょう。
「今のは怒り」「これは寂しさ」「嫉妬かもしれない」など、感情をラベリングすることで、不思議と気持ちが整理されていきます。
「名前をつけるだけで落ち着くなんて…」と思うかもしれませんが、これは心理療法でも使われているテクニック。
自分を客観視できるようになる、小さな一歩です。
3. 安心できる人や場所に頼
感情が爆発しそうな時、自分だけで抱えるのはとても苦しいこと。
信頼できる人に話を聞いてもらったり、安全な場所で心をほどく時間をつくることも、とても大切です。
「人に頼るなんて…」と思う必要はありません。
あなたの心のケアは、あなたにしかできません。
でも、支えてくれる存在が“寄り添ってくれる”だけで、回復力はぐんと高まります。
カフェでも、車の中でも、LINEでも、オンラインでも。
「誰かとつながっている感覚」は、心の嵐を乗り越える大きな力になります。
おわりに
感情の波は、理性ではどうにもならないこともあります。
でもそれは、あなたの心が「ちゃんと生きている」証でもあるのです。
どうか、ひとりで抱えこまないで。
感情は、感じきって、流していけばいい。
それが再構築という険しい道を、あなたのペースで進んでいくコツです。